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2009年06月20日

白河院と法勝寺跡

承保2年(1075年)藤原氏の別荘地であった「白河院」を、藤原師実(もろざね)に献上させ、白河天皇はこの地に法勝寺を建立しました。1086年、院政を始める少し前です。P9142.jpg
岡崎の私学共済事業団の旅館「白河院」に石碑が建てられています。P9141.jpg
法勝寺は「国王の氏寺」と呼ばれ、広大な敷地に、高さ八十二メートル余の八角九重の塔を始め、金堂、講堂、阿弥陀堂などの諸堂が立ち並んでいました。P9140.jpg

動物園内にも、法勝寺の塔の跡の碑が建っています。
後白河上皇の頃、側近である俊寛が、この寺の執行を務めています。

法勝寺建立の後、この付近に皇族の祈願により、尊勝寺、最勝寺、円勝寺、成勝寺、延勝寺と創建され、これらを総称して六勝寺といいました。
尊勝寺 - 1102年堀河天皇の御願により創建。
最勝寺 - 1118年鳥羽天皇の御願により創建。
円勝寺 - 1128年鳥羽天皇の皇后待賢門院(藤原璋子)の御願により創建。
成勝寺 - 1139年崇徳天皇の御願により創建。
延勝寺 - 114年近衛天皇の御願により創建。

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