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祇園祭も、そろそろ終りですね。後祭は宵山の23日に出掛けました。
三条商店街にある八坂神社又旅社において、オハケ清祓式が行われたと聞いて、立ち寄ってみました。後祭の神事斎行を控え「オハケ」と称し、石鳥居に向かって右側に巾7尺、奥行き2尺の四隅に斎竹をたて芝を敷き、そこに3本の御幣をたてるというものです。御幣はすでに取り払われていましたが、その芝は残っていました。
1か月の祭の間、いろいろな事が、あちこちで行われているので、その全貌を見ようとするのは何年も掛かっても、難しいですね。
屏風祭
八幡山



光琳の絵を応挙が写したもんやそうな！ひゃ～、豪華絢爛～。
こちらは、源平合戦
北観音山
北観音山の東西南北４面を飾る一番水引が復元新調されたそうです。

１９世紀半ばの水引「伝　金地関帝祭礼王侯（きんじかんていさいれいおうこう）行列図」です。中国・三国時代の武将関羽の誕生日を祝う列を題材にし、計１０９人の人物が刺繡されています。各縦７２センチ、幅２・５４～３・２４メートル。クジャクの羽根も使われ、人物以外の下地は全て金糸の刺繡という豪華な作品で、復元に計８年かかり、費用は計約１億円だそうです。
南観音山
大船鉾
新調された前掛
「紅地雲龍青海文綴織（べにじうんりゅうせいかいもんつづれおり）」で、外寸は縦約２・３メートル、横約０・７メートル。龍村美術織物が制作されたとの事。費用は１５００万円。江戸時代に作られた前掛のデザインをもとに三つの龍が描かれています。
また、お茶をよばれました。
ぶれてしまいましたが、ちらっと見えるのが、新調された金箔の格天井
鯉山
黒主山
浄妙山
こちらで、また粽のストラップをゲット。
鈴鹿山
役行者山
こちらは、初めて見る会所？
休み山の鷹山でした。
復興を目指して、お囃子が演奏されていました。
そこへ、南観音山の日和神楽がやってきました。
翌日の山鉾巡行の晴天を祈念し、祇園囃子を奏でながら 四条寺町の御旅所まで、歩いて往復するというものです。
前祭に比べると、歩きやすくていいですね。これにて、祇園祭終了です。

14日　宵宵々山に出掛けてみました。
油天神山
太子山
山鉾巡行で、かつて参加者をお茶でもてなすための茶道具を担いで運んだ「荷（にない）茶屋」を、復元新調されたそうです。写真右手の会所前に置かれているのが、それです。
岩戸山
上に上がってみました。
天井
屋根の内側

能楽師・林宗一郎氏と玲月流・森田玲氏らによる舞と篠笛による「天岩戸のカミあそび」が始まりました。本日一番のお目当てです。
無料・目の前・写真撮り放題が堪りません。
一人で面を掛けられて。

スピードがアップしてきました。

や～よかった、良かった。（＾＾）
白楽天山
鶏鉾
菊水鉾
昨日購入した粽のストラップを帯留にアレンジした、本日のコーディネートです。
いいでしょうと、菊水鉾の人達に見せびらかしてみました。
霰天神山
お囃子
前祭は歩行者一方通行の道があるので、へたをすると余分にぐるぐるするはめになります。注意しなくてはと思いながら、失敗してしまいました。ちょっとそこまでなんやけど～と言っても通してくれません。疲れる。

13日　菊水鉾を出て、新町通を下ります。船鉾と岩戸山の曳き初めが始まろうとしていました。
船鉾　出航！
船出気分がいいですね～．
少し下がると、岩戸山

高さと幅があるので、電柱に接触しそうで、ドキドキします。
少し待っていると、戻る準備が始まりました。皆、思い思いに綱を持って待ちます。
素人が引っ張っているので、ちょっと怖い感じです。グラッとして、鉾が止められ、また動き出します。
車輪の向きを微調整するお兄さん　重要なお役目ですね。

船鉾も、無事戻ってゆきました。

あいにくのお天気となった巡行ですが、暴風警報も出ずに、中止にならなかったのはなによりでした。13日に菊水鉾のお茶席におじゃました模様をお届けします。

謡曲「菊慈童」から着想された鉾で、会所は、千利休の師　武野紹鴎の大黒庵跡にあります。
邸内にあった菊水井跡の碑
二階にある茶席まで、階段下から行列です。ちょうど前のお席に舞子さんたちが入って行かれ、華やいだ雰囲気になりました。
鉾を模った水差しがかわいいですね。
お菓子は、亀廣永さんの「したたり」菊の露の滴りに因んで付けられた銘です。菊の露って、こんなに甘いのかしらん？お皿は下に引かれた袋に入れて持ち帰りです。
菊慈童の御神体

出口に積んであったミネラルウォーター！菊慈童って、奥大山に住まいしていたのですね（＾＾）
かねてより欲しかった粽のストラップをゲットしました。後日、公開！
本日のコーディネートは、黒地に扇柄の小紋に菊の帯と帯留で、菊水鉾に合わせてみました。

６月２９日　金剛能楽堂で、京都能楽養成会の平成２７年度第２回研究発表会が行われました。
若手の研究発表会で、無料なのになかなか見ごたえがあるとの評判なので、初めてやってきました。観客は少ないのですが、緊張感漂う空気。応援したくなる感じで、とても良かったです。装束なしなので、そこは想像力でカバー。大好きな「天鼓」を観れて、機嫌よく帰ってきました。また、観に行くことにしましょう。

６月２６日　観世会館で、第２３８回 市民狂言が開催されました。
あいにくの雨模様でしたが、出掛けて行きました。薪能は、長年通っていますが、市民狂言は初めてです。
「郭公（ほととぎす）」江戸時代、９世千五郎さんに弟子入りしていた冷泉為理（れいぜいためただ）さんの作という千五郎家のみで演じられるものです。
「吹取（ふきとり）」狂言の方でも、笛を吹く場面があるのですね～。
「泣尼（なきあま）」説法が有り難く聞こえるようにと、よく泣く尼を連れて施主の家にやってきた坊さん。ところが尼は、居眠りをしていて、役立たず。お布施の取り分で揉める僧と尼。
「神鳴（かみなり）」地上に落っこちてきた雷さまを治療するヤブ医者。
お能がないのは、なにやら変な感じがするのですが、結構楽しめました。こういうのも良いものですね。

７月２６日まで、文化博物館で、大関ヶ原展が開催されています。
徳川家康没後400年記念という話ですが、琳派も４００年じゃなかったかしらん？
調べてみると、
光悦は元和元年（1615）に徳川家康から鷹峯の地を拝領し、それから400年の歳月が流れ今日に至りました。というお話。
家康は、元和2年4月17日(1616年6月1日) 75歳没という事なので、翌年に亡くなっているという事になりますね。
関ヶ原合戦図屏風や、武将たちの手紙のやり取りなど、４００年経っても、どきどきしました。日本刀が、近頃、ゲームの影響で女子にブームだそうですが、観ていると床の間に飾ってみたくなりますね～。古式ゆかしい刀鍛冶シーンなんかも見てみたいものです。お能では観てますけど…。

夏越の祓の記事で、半夏生めぐりを中断しましたが、等持院から、大覚寺へと足を運びました。
大沢の池に流れ込む小川の脇の一角に、ありました。
量的には少ないですね。京の半夏生めぐり　残すは、勧修寺ですが、来年に回す事にします。せっかくここまで来たので、大沢の池を一周してみました。
蓮が咲き始めています。
名古曾滝跡
滝の音は　絶えて久しくなりぬれど　名こそ流れて　尚聞こえけれ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　藤原公任
平安中期には既に水は枯れていて、名前だけが残っていたという滝跡です。

６月３０日　水無月を食べてから　結構、雨が降っていましたが、水火天満宮さんに出掛けました。
茅の輪くぐり
お持ち帰り用のミニ茅の輪を、黙々と作られている方も多かったのですが、既成の茅の輪を頂いて帰ってきました。
２０１５年も　早や半分、過ぎたのですね～。年々足早に過ぎて行くようですね～。