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2011年09月21日

虫の音

9月も半ばとなった先週、店先の金魚鉢を片付け、代わりに虫籠を置きました。6-739.jpg
鈴虫の雄6-737.jpg
きゅうりは食品サンプル会社から取り寄せました。
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そして、籠の上にとまった風のトンボ。みやまあかねという種類です。6-738.jpg
人や車が通る毎に鳴き声が響くよう、別に感知センサーを取り付けました。気分だけは秋満喫(^^)

2011年09月14日

仲秋の名月

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9月12日 下鴨神社 名月管絃祭のお茶券を頂いたので、ちょうど休日ということもあり、絹紅梅の浴衣で、いそいそと出掛けました。神社に着いて、はたと気づいたのが、カメラ忘れた!という事実・・・・。ハハハ・・・。近頃、雑事をこなすペースがダウンしてきたため、ブログ更新を週一ペースに減らしたので、カメラを常に持って出るという習慣が薄れてはいるのですが、よりによって・・・。でもって、携帯画像です。6-742.jpg
こちらのお供え団子は、みたらしなのですね。
昼過ぎから雲が広がり始めて、月が出るまでに流れていくかと期待していたのに、頭上にしっかり乗っかったままです。尺八や管弦の音をバックに取り敢えず、野点の御席へ。ちょっとお点前にミスがありましたが、おいしく頂きました。大勢の人に見られていると、緊張するのですよね~。
舞台の方は、筝曲へと。曲目は「ジュピター」「有明の海」6-741.jpg
神楽が始まって、雲間に月が上がり始めました。そういえば、神さまにご挨拶するのを忘れていました。
燈明が灯され、おごそかな雰囲気です。今日の好き日に、名月管絃祭に参加させて頂けた感謝を申し上げました。自宅の掛け軸も、変えてみました。6-740.jpg

2011年09月09日

白沙村荘 ―京の夏の旅―

京の夏の旅の特別公開のお屋敷の中に、白沙村荘も含まれていました。
こちらは日本画家 橋本関雪の邸宅で、東山を借景に美しい回遊式庭園を眺めることのできる大作を制作する大画室があります。
何度も訪れていますが、今回、仙台市の個人から寄託された大正時代に描いた屏風絵が公開されているということで、出掛けました。
鎌倉時代初期のもので、静御前の供養塔だと伝えられている国東塔6-754.jpg
存古楼(ぞんころう)大作を制作する画室です。6-753.jpg
萩の細い枝にしがみつく蝉6-752.jpg
茶室「問魚亭(もんぎょてい)」6-751.jpg
向かい側にある憩寂庵 倚翠亭(いすいてい)は、修復中で、見れませんでした。6-750.jpg
石灯籠など関雪が収集した石造美術品が、庭のあちこちに置かれています。6-749.jpg
画室からは、大文字が見えます。6-748.jpg
持仏堂6-747.jpg
側面に鬱勃縦横と彫られている舞台石6-746.jpg
羅漢さん6-745.jpg
そして展示室に入り、初公開の金屏風を、鑑賞しました。

中国・北宋の詩人蘇軾(そしょく)の赤壁賦(せきへきのふ)を題材にしていて、左隻には赤壁賦の詩と月、右隻には船上から月を眺める蘇軾らが描かれています。間に金色の空間がたっぷりとあるため、ゆったりとしたお月見の様子を感じることができます。出来れば、広々とした存古楼に飾って、眺めてみたいなと思ってしまいました。
 
この京の夏の旅は、冬の旅と違い、残念ながらスタンプラリーのおまけ(お茶とお菓子のサービス)が付いていないので、自主的にお茶しました。
虎屋さんにて6-744.jpg