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2014年06月28日

半夏生の着物

以前、建仁寺の両足院で半夏生を鑑賞して、この庭園のイメージの着物が欲しいと思ったのですが、あまり半夏生の着物というのは、一般的ではないので出回っていません。探したり、オーダーしたりすればあるのでしょうが、手が届きそうにもないので、自分で描いてしまえと思い立ち、仕立て上がりの洗える着物を購入しました。一面の緑に覆われた庭園のイメージで、ミントグリーンの地色の色無地をセレクト。10-194.jpg
附下柄に下絵を制作。10-189.jpg
薄物なので、下絵を着物の下に引いて線描きし、仕上がりをイメージしやすいよう、白くなった葉っぱから塗ってみました。10-193.jpg
両そでと胸の絵柄から着色。10-192.jpg10-191.jpg
葉脈を入れて、描き終わり、アイロン仕上げで完成です。10-188.jpg

なんとか、半夏生の季節に間に合いました。雨が降っても大丈夫です。

2014年06月26日

真如堂

6月23日 真如堂では、静かな境内の中、沙羅の花が咲いていました。10-197.jpg
まだまだ、蕾が一杯。10-196.jpg
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日陰にいると、風がさわやかで、お昼寝したいような長閑さです。
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額紫陽花も綺麗です。10-199.jpg

2014年06月24日

上村松篁展

7月6日まで、国立近代美術館において、『上村松篁展』が開催されています。10-202.jpg
松園さんの息子として京都に生まれた松篁さんは、花鳥画を多く描いています。品よく単純化された画面に心惹かれるものがあります。金魚の絵が可愛らしくて、印象に残りました。
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松篁さん自身が図柄を描いた装束「鳳凰」を纏っている『薪能』という作品は、前期だけの展示だったようで、観る事が出来なかったのは、ちょっと残念でした。10-200.jpg


松園さんも能がお好きで、題材にも取り入れてらっしゃいましたが、松篁さんも「能、謡曲が表現する幽玄の世界と、私の描きたいと思う世界は一致するところがある。」と語られていたようで、おふたりの美意識は、個人的にとても興味深いものです。

2014年06月19日

神宮 希林 わたしの神様

久しぶりに、映画館に足を運び、『神宮 希林 わたしの神様』を観てきました。10-203.jpg
四条烏丸の京都シネマでの上映です。ここは、結構マニアックなセレクトの映画が多くて、好きな映画館です。混雑していますとHPに記載されていましたが、満席となりました。圧倒的に、シニアが多いですね。

式年遷宮が行われる三重県の伊勢神宮へと初めて参拝の旅に出る希林さんのドキュメンタリーです。
自宅映像に始まり、遷宮を3か月後に控えた神宮の様子、一連の行事やそれにかかわる人々を訪ね歩く様子、当日の神宮などが、希林さんの独特の目線で捉えられていて、興味深かったです。自分もお伊勢参りをしたような、さわやかな気持ちになりました。

6月20日金曜までの上映となっています。

2014年06月15日

花 イラスト シリーズ ~半夏生 ~

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梅雨時の京都、半夏生はさわやかな風を運んでくれます。
画像の拡大

2014年06月14日

6月の智積院 

6月9日 智積院を訪ねました。10-216.jpg
奥の方では、紫陽花が見頃を迎えていました。10-215.jpg
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サツキのお庭を見たくなって、中に。10-213.jpg
高浜虚子の句10-212.jpg
前日までの強い雨で、少し弱っているようですが、なんとか。10-211.jpg
室内は日が入らないので、風がさわやかです。10-207.jpg10-210.jpg

サツキがもう少し咲いているかと思ったのですが、なかなか難しいですね。利休好みのこの庭は、お気に入りの場所の一つです。10-209.jpg
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2014年06月08日

第65回 京都薪能 2日目

炎天下での待ちとなった1日目を終え、顔まであせもでただれてしまい、強い薬を塗り倒して翌2日目。なんとか赤みと腫れが引いた模様。日傘、扇子に加え、日本手ぬぐいも持って行く事にしました。日傘をさせない場面での日差しよけ対策です。10-237.jpg
今日のいでたちは、石橋バージョンです。牡丹の帯に、ちょっと加工した唐獅子の帯留です。10-221.jpg10-219.jpg
陶器のシンプルな帯留に金蒔絵シールを張ってみました。10-220.jpg10-218.jpg
周りの牡丹がちょっとしつこ過ぎたかも・・・。
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昨日、座り込み中にワキ方の原大さんが、横を通って楽屋入りされたので、今日はマジック持参で待機。サインと握手ゲットしました!きゃー!
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小鼓の曽和尚靖さんも、行列周りをゆらゆらしてらしたので、サインして頂きました。個性的におしゃれな方です。
昨日よりは少しばかり日差しがおだやかで、なんとか待ち時間を乗り切れました。また最前列正面あたりをゲットしてお弁当タイムです。まだまだ侮れない日差し、海老さまの日本手ぬぐいで、よたかスタイルです。今日は、魚常さんにお願いしました。お忙しい中、ありがとうございました。10-229.jpg

2日目の番組

観世流能『屋島-那須語-』
-火入れ式・理事長挨拶-
金剛流半能『花筐』
大蔵流狂言『止動方角(しどうほうがく)』
観世流半能『石橋-大獅子-』

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能画名作百選より 「屋島 月岡耕漁」

『屋島』
ワキは、原大さんです。サインなどしてもらったばかりで、ドキドキしてしまいます。思わず、手を振りたいところを我慢。
那須語ということで、間に狂言方 茂山正邦さんの語りが入ります。これがなかなか、見ごたえがありました。実際に見ていたのかしらんと思うような、義経・余市のやり取り。扇がゆらゆらと落ちてゆき、波間に漂うさまが見えたように感じました。

理事長 井上裕久さん挨拶
こんなところに・・・と言って袴の中から、パンフレットを取り出され、購入のおすすめ。おちゃめな方です。

『花筐』
金剛流宗家親子の共演です。継体天皇として即位した皇子を追って、大和国にたどり着いた照日の前。その笑みを湛えたような面の美しさたるや!日の陰りくる中、ますます妖艶な面立ち。さすが、能面ラブと伝え聞く宗家ならではのセレクト!10-217.jpg
「花がたみ  上村松園」

天皇は子方なので、なんとも可愛らしく、実の母が訪ねてきたのかしらんと見えてしまうけれど・・・。
頑張って顔を動かしたりして、寝ないように頑張っている姿がなんとも愛らしくて堪りません。
廣田明幸(はるゆき)くん 2008年生まれ 将来が楽しみですね~。

狂言『止動方角』
見栄っ張りで勝手な主人に従いつつも、どこかで仕返しをしてやりたい太郎冠者。千作さんも、お孫さんの活躍を見守ってらっしゃるでしょうか?着ぐるみの馬役が重要な役どころながら、大変そうです。
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『石橋-大獅子-』
白一・赤三体の獅子の登場で、華やかです。牡丹の白・赤が昨日とは入れ替わりました。舞台前面の石橋の上にそろい踏みしたところは圧巻でした。フッと一陣の風が吹いて、タテガミが舞いあがり、面がはっきりと表れた瞬間は、目を見張るものがありました。
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かくして、今年も満喫した2日間でした。

2014年06月06日

第65回 京都薪能 1日目

6月1,2日と、恒例の京都薪能に出掛けました。10-226.jpg10-225.jpg

~観阿弥生誕680年・世阿弥生誕650年記念~
と題しての初日の番組は、
観世流能『高砂』
-火入れ式・市長挨拶-
観世流能『松風 -見留- 』
大蔵流狂言『千切木』
金剛流半能『石橋 -和合連獅子- 』
でした。
演目の『松風』に合わせて、着物をコーディネートしてみました。10-238.jpg
12時過ぎに平安神宮に着くと、2番目でした。5時半の開演まで長丁場の待ち時間、真夏日対策に保冷剤も持参しての座り込みです。10-236.jpg
年々、夜の冷え込み対策より、暑さ対策に移行しているようです。ようよう、最前列真ん中あたりに座席を確保すると、お疲れ様でしたという感じで、ほっこりお弁当タイムです。10-234.jpg
今日は、自分で作ってきました。冷酒が染渡ります。10-233.jpg
強烈な西日の中、『高砂』が始まりました。
家の掛け軸も、この日に合わせて、「高砂」を掛けてみました。高砂の掛け軸というと、翁と姥・松に鶴亀の絵柄が定番です。後シテの住吉明神を描いたバージョンは見たことがないですね~。前列に座ると、シテ方が前の方にやってきた時、後ろの大極殿の屋根がシテ方の肩下になり、ダイナミックな感じになるのが好きです。オペラグラスで見ると、住吉明神が大極殿を背に、ドアップで迫ってきて、堪りませんね~。寿命が延びたように感じるすがすがしい演目です。
『松風』
西日も陰り始め、薪の煙の中、舞台は須磨へと移行します。須磨に流された貴公子在原行平と海人の姉妹の恋の物語。源氏物語のモデルの一人といわれる行平が都に帰った後も待ち続けた姉妹は、この世を去った後も魂は須磨にさまよい続け、旅の僧の前に現れます。
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能画名作百選より 「松風 月岡耕漁」

「立ち別れ 因幡の山の峯に生ふる 松とし聞かば 今帰り込ん」行平の謡ったこの歌を引き合いに出し、狂おしく舞います。でもこの歌、須磨を立ち去る時ではなく、因幡に下向する折に謡った歌だけど・・・。まぁ、細かい事はいいか・・・。刻一刻と日差しが変化する中、幽玄の世界、全開です。しかし、姉妹で一人の男を待ち続けるというのも、どんなものなのでしょう?微妙~な演目です。

狂言『千切木』
千五郎さん 七五三さんはじめ、茂山家一門のみなさんです。七五三さん演じる太郎のころころ変わる態度がなんとも可笑しいところです。
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最後は『石橋』
今年は、二夜ともエンディングは『石橋』です。一日目は、金剛流で、親子バージョンの連獅子です。
赤獅子の宙返りが見ものです。紅白の牡丹の作物が出てきますが、いまいち美しさに欠けるのが難点。牡丹好きとしては、もっとあでやかに作ってほしいところです。闇に森田保美氏の笛が響き渡り、獅子の舞が華やかな文殊の浄土の世界でした。