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2015年08月04日

祇園祭 2015 映画「祇園祭」

祇園祭ねたは、終了のつもりでしたが、一つ忘れていました。毎年、祇園祭のシーズンのみに、京都文化博物館・フイルムシアターで上映されている映画「祇園祭」を観てきました。12-704.jpg
応仁の乱により荒廃し、土一揆に巻き込まれた京の都に、祇園祭を復興しようとする町衆の様子を描いたもので、中村錦之助・岩下志麻らの出演による1968年に公開された映画です。祇園祭をより深く知るためには、おすすめです。夏休み期間中のクールスポットとして、無料上映されていました。

2014年06月19日

神宮 希林 わたしの神様

久しぶりに、映画館に足を運び、『神宮 希林 わたしの神様』を観てきました。10-203.jpg
四条烏丸の京都シネマでの上映です。ここは、結構マニアックなセレクトの映画が多くて、好きな映画館です。混雑していますとHPに記載されていましたが、満席となりました。圧倒的に、シニアが多いですね。

式年遷宮が行われる三重県の伊勢神宮へと初めて参拝の旅に出る希林さんのドキュメンタリーです。
自宅映像に始まり、遷宮を3か月後に控えた神宮の様子、一連の行事やそれにかかわる人々を訪ね歩く様子、当日の神宮などが、希林さんの独特の目線で捉えられていて、興味深かったです。自分もお伊勢参りをしたような、さわやかな気持ちになりました。

6月20日金曜までの上映となっています。

2013年09月21日

『夏の終り』

コロコロコロッケパンを食べて、カレースープまで飲んでおいて、観に行った映画は、『アタル劇場版』ではなく、『夏の終り』です。

満島ひかりは、このところお気に入りの注目女優ですし、はまり役すぎる小林薫に旬の綾野剛というのもやっぱり観ておこうかしらんと思い、台風の余韻漂う中を出掛けました。

事前に取り急ぎ、原作の瀬戸内寂聴筆の「夏の終り」を読んでゆきました。これが幸いしたようです。
読んでなければ、ストーリーの中に、過去が断片的に挿入されていく感じが、混乱を招く結果になったように感じました。
説明的な要素を意図的に省いている感があり、セリフも少なめで、空気で理解してねといったニュアンスです。
どうも、「夏の終り」をはじめとする「あふれるもの」「みれん」「花冷え」「雉子」の連作5篇などを読んでいたり、寂聴さんの自伝を知っていたりする前提のもとに観る映画という感じです。

その方が、交錯する現在と過去がすんなり理解出来て、原作や映画の醸し出す空気感に入り込みやすいようです。

坂道の左右の道へ、それぞれが隣り合わせで前方に向かって歩きながら、上下に別れていく様子は視覚的におもしろい感じでした。
部分的に、時間が止まっている演出も、結構好きです。

少し前の(結構前の?)時代の日本の風景と着物姿がとってもノスタルジックで、そそられます。やけにタバコを吸っているシーンが多いと感じるのも、時代の流れですね~。

登場人物3人と、画面には出てこないが存在している小説家・小杉(小林薫)の妻、それぞれの思いが、それぞれに解るようでもあり、息苦しく感じられました。
満島ひかりが演じる相澤知子が、年下の元駆け落ち相手で、再び関係を持つようになった木下涼太(綾野剛)に、「僕にはどんな感情があるんだと迫られて「憐憫よ!」なんてのたまうあたりや、涼太の家からの帰り道に「うるさい・・・」とか、独り言を言い放つあたり、寂聴さんだ~て思って、笑ってしまいました。
染織作家である知子の藍染作品や型紙が、また視覚的に情念が感じられて、いい演出効果があったようです。
やっぱり日本映画はいいな~。

2010年12月09日

『マザーウォーター』 ロケ地めぐり その8

長々、引っ張ってきた『マザーウォーター』ロケ地めぐりですが、ラストはハツミ(市川実日子)の営んでいたお豆腐屋さんです。514.jpg
こちらのロケは、北区紫野上門前町にある大徳寺京豆腐小川さんで行われたそうです。大徳寺の北東にあります。
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お店の前に座って、豆腐一丁を食べるシーンがあるのですが、ちょっと一丁まるまる食べるのはしんどいのではないかしらんと思ってしまいましたね。吉野豆腐を買い求め、持ち帰りました。515.jpg
美味しかったです(^^)

そして、映画の中では出てこなかったですが、パンフレットの記念写真的な感じはこれはもう東寺での撮影ですね。512.jpg
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何時ものメンバーに小泉今日子さんも加わり、ちょっと華やいだような、やらこ~なったような印象でした。
観光地 京都といった感じは全くなく、京都人の空気もなく、どこにでもありそうな景色ばかりでしたが、それでも脈々と京都でした(^^)水の流れを生活の基盤として、そこに集い生きてゆく人々の静かな営みが描かれていました。
ポプラって子は、誰の子供か本人もわからないんじゃないかと思えるほど、皆の中で育っていくようで、ちょっとした子育ての問題提議のようでもありました。
賛否両論大いに分かれる映画だったようですが、個人的にはかなり好きな映画でした。このシリーズ作品がまた造られるのが楽しみでもありますが、京都を舞台としたこの作品を完結編としてほしいようでもあり、複雑な心境です。 

『マザーウォーター』 ロケ地めぐり - 完 -       

2010年11月28日

『マザーウォーター』 ロケ地めぐり その7

『マザーウォーター』ロケ地めぐりも、終盤に近づきました(^^)
本日は、セツコのバーのロケ地となった烏丸鞍馬口西入にある『Prangipani』フランジパニさんです。566.jpg
こちらは本来カフェですが、映画の中では前庭のあるバーとして使われていました。山崎のウイスキーの水割りを、セツコ(小林聡美)が丁寧に作るシーンとその音が印象的でした。
このグラスを磨く、水割りを作るなどの手さばきなどを指導され、「氷」を提供されたのは、中京区六角富小路東入る大黒町 シルブープレビル2Fにある『Bar Trefle d`or』バー トレフル ドールさんだそうです。http://trefledor.jp/news/2010/1028_post_5.html
私も以前、行きつけのカフェバーで、グラスの拭き方を教わり、練習した事を思い出しました。565.jpg
前のガレージをセットでお庭に変身させ、室内も随分作り変えて使用されていたので、映画の中で、こちらのお店だとは気付きませんでした。564.jpg
セツコのバーが実在しなかったのはちょっと残念ですが、こちらのカフェは、町屋を活かした造りになっていて、とても和めます。
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チーズケーキと紅茶を戴きました。オーナーに、「出来たら、水割りがいいのですけど・・・。」と言ったら、クスクス笑って、「うちは、カフェですから、水割りは置いてません。」と言われました(^^)ごもっとも。562.jpg
現代版能舞台かしらんと思えるほど、何もないバーで、カツサンドをほおばるヤマノハ(加瀬亮)。560.jpg
軽いんだか、重いんだか、適当なんだか、深いんだかわからないような会話が、繰り広げられ、時が流れてゆきます(^^)
すぐ近くのスーパーに、シズヤのパン屋さんが入っていることを思い出し、カツサンドを買って自宅に戻り、バーのシーンを再現してみました。561.jpg

2010年11月24日

『マザーウォーター』 ロケ地めぐり その6

鴨川沿いのシーンは、京都らしいけど、ロケ地が特定しにくい『マザーウォーター』の映画の中で、最もわかりやすい場面だったように思います。589.jpg
上賀茂橋南の東側の芝生にマコトとジンが座り込んで話をしていました。592.jpg
そのお向かいが椅子が置かれていた場所です。591.jpg
向かい側に渡ってみました。ちょうどこの位置ですね。590.jpg
椅子はもちろん置かれていないので、ちょっと描き加えてみましょう(^^)583.jpg
ハツミが飛び石を渡るシーンは、もっと南、荒神橋北側です。587.jpg
荒神橋上流582.jpg
下流581.jpg
「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」方丈記の冒頭の文を思い出すような場面のように感じました。ストーリーのない物語の本流を流れ続ける川といったところでしょうか。
そして、ここから橋の上に上がり西へ、御所を突っ切って、反対側にあるのが、護王神社です。マコトが絵馬を眺めるシーンがこちらです。586.jpg
こちらでは、主祭神である和気清麻呂公が京より宇佐へ向かわれた際、300頭ものイノシシが現れ、清麻呂公をお護りしたことから、狛犬の代わりに狛イノシシが建てられています。手水舎もイノシシです。585.jpg

2010年11月22日

『マザーウォーター』 ロケ地めぐり その5

映画『マザーウォーター』の中で、加瀬亮演じる家具工房で働くヤマノハ。その家具工房のロケ地が一条寺大新開町にある「葡萄ハウス」さんです。584.jpg
シックな外観が素敵ですね。
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表で、トンカチやっていたヤマノハのシーンを思い出します。
そして、葡萄ハウスさんから北西方向の高野玉岡町 玉岡児童公園もロケ地でした。594.jpg
マコトとハツミそしてポプラが、ベンチで卵サンドを食べるシーンです。593.jpg
ポプラ君の演技?が、なんとも和めるシーンでした。
真似してベンチで卵サンドをほおばっていたら、散歩中の犬がやってきて欲しいというので、御裾分けしました。ご近所のようで、超熟のCM撮影も近くのお家で行われた事を教えてもらいました。もちろん飼い主さんにですけど(^^)
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超熟のCMのお家も、映画の中のタカコ(小泉今日子)の家のテラスも同じ現場です。
他からこの町にやってきた「よそもの」同士が、適度な距離感を保ちながら、親交を深める様子が描かれていました。京都人のご近所付き合いというと、もうちょっと違った風になってしまうでしょうね(^^)

2010年11月20日

『マザーウォーター』 ロケ地めぐり その4

左京区北白川小倉にあるカフェ「shizuku」さんは、タカコ(小泉今日子)の営むコーヒーショップのロケ地です。602.jpg
疏水沿いにあるこのお店は、昼過ぎという事もあり、学生や観光客・ロケ地めぐり客?で大賑わいでした。601.jpg
こちらは、結構そのまま使われていたようで、映画の雰囲気を味わえます。忙しすぎて、映画ののんびり・まったり感までは、体験出来ませんでしたが・・・。
タカコが丁寧にコーヒーをたてる様子が描かれていました。表で待っているお客さんまでいたので、軽くお茶して4百円テーブルにおいて、出ました。600.jpg
いえいえ、ワンシーンを真似てみただけです。レジで支払って、疏水沿いを北上します。少し、北に上がると、疏水東側に青いベンチが見えてきます。599.jpg
どうも、真ん中のがロケに使われたベンチのようですね。598.jpg
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マコト(もたいまさこ)さんの持っていたバスケットはフィンランドの白樺のハンドルバスケットだそうですね。カップも北欧製でした。北欧というのは、ちょっとした憧れがありますね。空気が澄んでいるような気がしますから。
焼き餅を置いて撮影してみました(^^)(そこまでやるか。)597.jpg

2010年11月16日

『マザーウォーター』 ロケ地めぐり その3

『マザーウォーター』の映画の中で、疏水べりをぷらぷら歩くシーンや、白川の静かな流れが、幾度か登場しました。622.jpg
個人的にも子供の頃から慣れ親しんだこの川の流れやにおいが大好きです。621.jpg
映画がでは桜の季節でしたが、秋のたたずまいも落着きます。617.jpg
岡崎の仁王門通りから疏水沿いに下がったあたりが、撮影に使われていたようですね。
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そして唯一、京都弁を聞くことができたシーンが、八百屋さんです。619.jpg
こちらは、仁王門通りにある昔ながらの八百屋さんで、同じくロケ地めぐりをしていた方からの「多分あそこの八百屋さんだと思うけど・・・。」という情報で伺ってみました。
マコトが、かき揚げの材料を買うシーンで、全く違和感のない京都弁だったのは、こちらのお店の方が、映画に登場されていたからだったのですね。
「えー、よく分かりましたねぇ。」と驚かれ、銭湯のシーンにも出られたお婆さんも出てきてくださって、記念撮影させていただきました。618.jpg

2010年11月12日

『マザーウォーター』 ロケ地めぐり その2

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『マザーウォーター』の映画の中で、マコト(もたいまさこ)が水汲みをするのが、伏見区深草の藤森神社の「不二の水」です。
他のロケ地からは、やや離れている感じですが、他の神社の名水より映像的にいい感じだったのでしょうかね。639.jpg
勝運・学問と馬の神社として、崇められています。約1800年前に、神功皇后によって創建されたそうですから、平安遷都以前からあった古い神社です。638.jpg
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こちらが、二つとないという意味で不二の水と言われる御神水で、地下約100メートルから湧き出ているそうです。
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近所の神社にポプラくんと一緒に水汲みにやってきたといった風情で、使われていました。623.jpg
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私も戴いてみました。633.jpg
美味しいお水です。すぐ横は、旗塚と呼ばれ、大きな木の株が安置されています。神功皇后が三韓征伐から凱旋した後、この藤森の地を聖地として軍旗の中で一番大きい旗を立て、武具を納め神祀を行った所だそうで、この木の株をさすり祈ると腰痛が治るようです。近藤勇もたびたび訪れたという話です。632.jpg
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2010年11月08日

『マザーウォーター』 ロケ地めぐり その1

『マザーウォーター』を観ながら、どうしても気になったのが、撮影された場所です。此処ってあのあたりかしらん?などとあれこれ考えて、探してみたくなりました。ネットで調べてみると、同じ事を考える人が結構いるようで、情報も入手できました。

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レトロな外観が特徴的なその銭湯は、テレビでも紹介され、HPでもロケ地であることが案内されている南区西九条唐橋町の「日の出湯」さんです。
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東寺道の路地を入ったところに、不意に異空間に ぽそっと、入り込んでしまったのか、はたまたタイムスリップしてしまったのかといった感じに、現れます。649.jpg
映画の中で使われた暖簾が期間限定で掛かっていて、たまりませんね(^^)同じようにロケ地めぐりをしている方に出会い、情報交換なんかもしてしまいました。

2010年11月06日

映画 『マザーウォーター』

先日、楽しみにしていた映画『マザーウォーター』を観に、京都シネマへ行ってきました。654.jpg
入口に映画の中で登場する銭湯の暖簾が掛けられていました。(欲しい・・・。)

*この暖簾、11月5日(金)~11月10日(水)まで、ロケ地となった南区西九条唐橋町にある「日の出湯」さんの表に掛かっているそうです。


『かもめ食堂』『めがね』『プール』という三作品を手掛けたプロジェクトチームの第四弾の映画で、今回は京都を舞台としています。鴨川や白川など、水の流れが一つのキーワードになっています。653.jpg
ウイスキーしか置いていないバーを営業するセツコ(小林聡美)、疏水沿いのコーヒーショップ店のタカコ(小泉今日子)、豆腐屋さんのハツミ(市川実日子)とそれぞれ、水を感じさせる3人の女たち。
家具工房で働くヤマノハ(加瀬亮)、銭湯の主人オトメ(光石研)、銭湯手伝いのジン(永山絢斗)、そして散歩する人マコトを、毎回独特の空気感でおなじみのもたいまさこさんが演じています。
そんな登場人物の間に、いつもいるのがポプラという名前の男の子です。この子がなんともいい空気を出しているのです!652.jpg
水がひたひたと流れ続ける感じや、そよぐ風のにおいが伝わってくるような空気感が、おだやかな気持ちにさせてくれます。651.jpg
出口は男湯です。
鑑賞後、翌日ぐらいに、屋上で洗濯物を干しながら映画を思いだし、今の自分の生活も悪くはないねと妙に納得して、気持ち良くなってしまいました(^^)

2010年01月31日

愛妻家の日 「今度は愛妻家」

1月31日は、愛妻家の日です。
1月の1をアルファベットのIに見立て、「あい(I)さい(31)」の語呂合わせから、日本愛妻家協会が制定したそうです。

日本愛妻家協会なんてのがあるのですね!びっくり。どんな活動をしているのでしょう?って、サイトを見てみたら、結構いい感じでした。


妻というもっとも身近な赤の他人を大切にする人が増えると、世界はもう少し豊かで平和になるかもしれないね。logo_01_a.jpg

という訳で、映画「今度は愛妻家」を観た話です。

あらすじ
かつては売れっ子カメラマンだった北見俊介(豊川悦司)は、今はロクに仕事もせずに怠惰な毎日を送っている。健康マニアの妻さくら(薬師丸ひろ子)は、そんな夫に文句を言いながらも世話を焼いている。

ある日、友達との箱根旅行準備であたふたするさくらに、軽口を叩く俊介。そんな夫にさくらは、“子供を作る気がないなら、別れて”と悲しそうに告げる。いつもと違う妻の態度に、何とかその場を取り繕う俊介。
さくらが出掛けた後、オーディション用の写真撮影にやってきた女優志願の蘭子(水川あさみ)といい雰囲気になる俊介。そこへ財布を忘れたさくらが戻ってきて、ついに愛想を尽かされてしまう。そのまま旅行から戻ってこないさくら。
最初は独身生活を楽しんでいた俊介だったが、次第に妻のいない生活に苛立ちを覚え始める。そんな俊介を心配そうに見守るのは助手の誠(浜田岳)とオカマの文太(石橋蓮司)。

突然、戻ってきたさくらから、一年前から好きな人がいる”と告白され、離婚記念の写真を撮って欲しいと言われる。一年ぶりにカメラを手にとり、写真を撮り始める俊介。
“ねえ、写真撮ってよ。”昨年のクリスマス直前に、さくらに半ば強引に連れていかれた子作りのための沖縄旅行で言われた言葉を思い出す俊介。
あれから1年。取り戻せない時間の中、初めて自分の想いをさくらに告げ、抱きしめるのですが・・・。(観てない人の事を考えて、ネタバレしないように書くのは、結構大変。)
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挿入歌として、口ずさんでいるのは、陽水の「夢の中へ」。エンディングは同じく陽水の「赤い目のクラウン」です。
中谷まゆみ原作の舞台劇を行定勲監督が映画化したものです。
行定勲監督の作品を観るのは、「春の雪」以来です。あの映画は、私の原作への思い入れが強すぎて、そこはちょっと違うなんて、感じたものでした。

この映画は、主人公と同年代の男性が観ると、自身と主人公を照らし合わせ、妻のありがたみが身に沁み「今度は愛妻家」になろうなんて考えたりして良いかもしれません(^^)

ちょっとぐだぐだしたシーンがあったりもしましたが、積み重ねられた夫婦の縁(えにし)の重さなんかを感じてしまいました。あっ、そういうことか!とネタに気づいた瞬間に、個人的には”しまった”と思ったのですが、いろんなことがあっても人生は続いていったり、続いてゆかなかったりするから、限りある生をまっとうしなくちゃね~。

石橋蓮司さんのオカマが、とってもハマっていて、助演男優賞!です。薬師丸ひろ子さんを可愛く、可愛く撮っていて、確かに可愛いのですが、1981年の”快感!”から歳月が経っていることを顔に感じてしまい、やけに切なく思えました。30年近く経っているのですから、無理からぬ事ですけどね。人の事言えないし・・・。

日本愛妻家協会では、1月31日午後8時9分が世界一斉ハグタイムだそうです(^^)
相手のいる方はハグしてみてはいかがでしょう?いない方も、想定して?ハグしてみるのもいいかもしれません。何かが変わるかもしれません。

2009年09月18日

南極料理人

少し前ですが、映画「南極料理人」を観ました。
南極観測隊に料理人として参加した、西村淳原作のエッセー「面白南極料理人」を映画化したものです。
堺雅人演じる主人公・西村は、やっと念願適って南極に行く直前に事故にあった同僚の代わりに、料理人として、南極赴任を命じられます。究極の単身赴任です。
昭和基地からも遠く離れた南極ドームふじ基地での越冬隊員たちの胃袋を満たすために力を注ぐ西村。8人の男性たちの食卓、その生活ぶりを描いた映画です。
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結構、笑えました。歳のせいか、涙腺がゆるくなってきたので、泣き笑い状態でした。
単調な暮らしに彩りを添えようと頑張る料理人。無頓着な隊員。
非日常的な日常の中で、変になりそうな人たちのおかしな行動、それぞれの仕事への思い、家族への思い、食べ物への執着。
個性豊かな隊員たちの共同生活が、普通の家族のようにも見えてくる感じは、食卓を中心に描かれているからだけでなく、お父さん役、お母さん役、やんちゃな兄弟たちなどと役割分担がだんだん出来てきて、そこに調和が生まれるゆえで、ほのぼのと暖かくなります。

おいしそうな料理が次々と出てきて、昼前に観たので余計お腹が空き、即ラーメンを食べました。
食べたい時に何時でもラーメンを食べられる幸せをかみ締めた映画でした(^^)

2009年05月09日

レッドクリフ Part2

11月にPart1を観て、期待感の高まったまま、やっとPart2の公開が4月に始まり、早々に出掛けました。Part1が、えぇ~、そこで終わるか~って感じで、続きを観ないと収まらないという気分だったので、観たという満足感は得られました。P9426.jpg
しかし、結論から言うと、Part1の方がよかったかも~(^^)
Part1は、わくわくしたり、どきどきしたり、新鮮だったのです。
登場人物の見せ方、キャラ、戦いのシーン、音楽や、ちょっと艶っぽい場面などなど・・・。
Part2も、当たり前なんでしょうが、同じ見せ方で続いていくので、新鮮さがなく、大枠のストーリー的には何度も読んだ赤壁の戦いですから、そう変わりはないので、迫力の画面の割りには、そうそうといった感じで観てしまいました。ストーリー知らない方が楽しめるかも?でも全く知らないと理解しづらいかもしれないので、昔読んだけど、忘れてしまったぐらいの人だと、一番楽しいかもしれないなぁと、思いました。長時間になってしまうけれど、一気に観たら、たぶんもっとよかったのでしょう。
曹操のイメージが、これまで悪者一辺倒だったのですが、今回、役者のチャン・フォンイーさんのせいか、可愛く感じてしまいました。小喬がやってきて、お茶を楽しんだりながら小喬を見る目がたまらなくうれしそうで、なんかおバカで憎めないお山の大将といったキャラがよかったです。

2008年11月27日

「レッドクリフ Part1」

11月18日 映画「レッドクリフ Part1」を観に行きました。
以前、三国志に、はまっていた時期があり、何を隠そう諸葛孔明が、大好きです。そのころ、飼っていた文鳥に、「リュウビ」と「コウメイ」という名前をつけて、呼んでいたぐらいです。金城武さんも結構好きですから、これはもう観なくてはという感じで出掛けました。kanasiro-takesi.gif
金城武さんは、竹之内豊さんの骨組みをちょっとごつくした感じだと、個人的には思っています。似たような表情とかもよくするし…。私の孔明のイメージは、もう少し細面な顔立ちなのですが、石ノ森章太郎さんのマンガの孔明とは、よく似ているなぁなどと考えながら、観ていました。
中国ものは、スクリーン大きくなくっちゃいけません。チャン・イーモウ監督の色彩の美しさが好きなので、あの人が造ったらもう少し違っていただろうなあと思ってしまいましたが、ジョン・ウー監督も、すばらしいです。それぞれの武将の個性の見せ場が、歌舞伎の見得を切る場面のようで、ちょっと面白いと感じました。黒澤明監督を、かなり意識して取り組んでらっしゃるようで、なるほどねぇ(^-^)
小喬が、周瑜の包帯を巻くシーンが、エロくて、よかったです。曹操が、小喬を、おめあてにしている戦いであるため、入れたシーンなんでしょうね。控えめながら芯の強さを感じさせる顔立ちが、役柄に合っていて、続編でどんな存在感を醸し出してくれるか、期待したいところです。今のところ、ヴィッキー・チャオ演じる尚香のほうが、ややキャラがたってるように思えるし、なにより絶世の美女役というのは、それだけでも荷が重いことでしょう。
続編は4月公開予定ですから、待ち遠しいことです。今回、紅葉見物を、早めに切り上げて観ただけに、また桜の時期に映画館にこもるのは、ちょっともったいないんだけど…。
Gacktが、「早く続きが見たい。いや、むしろ出たいものだ。」というコメントを書いてましたが、出るとしたら、どの役柄になるのかしらん?孔明?それとも小喬なんていうのは?(^O^)

2008年09月18日

「おくりびと」

9月15日 映画「おくりびと」を観ました。
所属楽団オーナーの「解散!」の一言で、お払い箱になり、チェロ奏者の夢をあきらめ、故郷の山形に妻(広末涼子)を伴い、帰ってきた大悟(本木雅弘)は亡き母がスナックをしていた家で、職探しを始める。〔旅のお手伝い〕という好条件の求人広告を見つけ、面接に向かうと社長の佐々木(山崎努)に即採用される。「えっ! あの、仕事内容は?」安らかな旅立ちのお手伝い!すなわち、遺体を棺に収める仕事。えぇ~! 戸惑う大悟。周りの拒否反応。葛藤しながらも、さまざまな別れの場面と向き合ううちに、納棺師の仕事に誇りを見いだしてゆく。
監督は『壬生義士伝』の滝田洋二郎さん、人気放送作家の小山薫堂さんの初の映画脚本によるものです。
死と向かい合う重いテーマの中にも、笑えるシーンもさらっとセンスよく、やっぱり泣けるところもしっかりあって、いい感じの映画でした。
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モックンが真摯なまなざしでみせる美しい納棺の所作は、必見です。オーケストラの中に溶け込んでしまって違和感なく、チェロを弾く姿も、なかなかでした。山崎努さんはしっかりとした存在感と趣があり、余貴美子さんは、私の好きな女優さんで、いつもの独特の雰囲気がありました。近頃あちこちの脇役でお目にかかる笹野高史さんも、泣き笑いさせてくれました。広末さんも、しっとりして、今後が楽しみです。
久石譲さんの音楽と山形の風景が、澄んだ空気感を出していて、死臭漂う中に清浄な風を送り込みます。
封切られて間なしの祭日とあって満席状態で、見渡すと、年齢層かなり高めでした。テーマがテーマだけに、無理もありません。
エンバーミング(遺体衛生保全)のマンガや、ドラマも少し前に話題になりましたが、この人生最期の時を美しく保つというお仕事には、少しばかり興味関心があります。生きている人々を、美しくするだけでは、飽き足りなくなったという訳でもないのですが…。

2008年04月01日

胡同の理髪師

このところ、レンタルDVDを借りて映画を観ていましたが、久しぶりに映画館に足を運びました。というのも、『胡同(フートン)の理髪師』が、京都シネマで上映されているからです。中国モノは、大きい画面で観ないとその味わいが半減すると思うからです。tin-ojiisan.gif
ストーリーは、北京の胡同で暮らす、93歳の現役理髪師の日常を描いたものです。北京オリンピックに向けて、再開発のため、取り壊しの対象となる町並みの中で、顧客の老人たちの散髪をして、規則正しい暮らしを続けるチンお爺さん。顧客の死、環境変化の波の中、
淡々とした清い生活リズムを繰り返しながら、凛とした姿勢を貫く姿。死への静かな準備。
主人公が、実際に93歳現役理髪師であり、素人俳優であることには、驚きです。確かなレザーさばきと、趣のある風貌には脱帽です。自分が93歳になった頃に、こんな手さばきは到底できないだろうと、思わずわが身に引き当てて考えてしまいました。
お気に入りの中国の書の掛け軸に『日々是好日』を、持っていますが、まさにそんな感じです。こんな風に日常を送りたいものだと思っていますが、現実はほど遠いやもしれません。

2008年01月12日

「転々」

12月20日 映画「転々」 を京都シネマで、観ました。
暮れにUPするつもりが、遅くなってしまいました。tenten.gif

ストーリー 幼い頃、両親に捨てられた借金を抱えた孤独な大学8年生の主人公、竹村文哉(オダギリジョー)は、借金取りの福原(三浦友和)から借金をチャラにする方法を提案される。それは、吉祥寺から霞か関まで歩く“東京散歩”に付き合うことだった。
この映画でまず、あらまぁ、と思ったのが、三浦友和さんでした。まじめで、面白くないイメージ(失礼m(_ _)m)だったので、こんな役もするんだぁて感じでした。以外にいけてるなぁと感心してしまいました。オダギリジョーはそのまんまオダギリジョーといったところで、楽しめました。小泉今日子・岸辺一徳・スーパーの三人などなど、一人ひとりのキャラが細かく生きていて、人物が丁寧に描写されているようで、なごめる感じがしました。終始、小ネタに笑いを誘われ、リラックスしつつも、プチサスペンスな要素が、適度な緊張感を、生み出しているようです。福原が、自首するまで、見つかってはいけない妻の遺体を発見してしまいそうなスーパーの職員たちの善意の行動に、少しハラハラさせられました。こういう事って結構人生の中で、あったりするんですよねぇ。第三者の無意識な行動、善意の行動、個人的な行動などが、ある人にとって重要な事柄になってしまう皮肉。話は少し違うかもしれませんが、私は子供の頃、トラブルメーカーと担任教師に言われていました。個人的には、目立とうという意識や、クラスメートを煽動しようなどという考えは全くなく、一人で好きなことをして楽しんでいたり、意見を求められた時にだけ、率直な意見を述べただけのつもりでしたが、その発言や行いが波及していって、騒動を引き起こすということがありました。ホームルームが、そつなく終わろうとしていた矢先に、多分話をまとめようとして学級委員長が私に意見を述べるよう指名したにもかかわらず、ちょっと本音を述べてしまったために、形勢が熱血先生の好ましくない方向にどんどん進んでしまい、長時間のホームルームとなり、帰れなくなってしまった事もありました。余計なことを言わなきゃよかったと、熱弁を振るいだした担任を眺めながら後悔したものです。ちょっと冷めた問題児でした。
話は映画に戻りますが、二人が歩き続ける中、福原の妻の浮気相手が自分だったのではないかという疑いが、文哉の中で大きく膨らんで緊張感が高まり、その疑惑の晴れた瞬間に、へらへらになってしまう様子が、とてもオダギリジョーらしくて、おもしろかったです。プチ擬似家族ごっこも、ほんわかと和めました。変に余韻を持たせず、終わってしまうラストシーンも、いい感じでした。いろいろな問題提議はあるのかもしれないけれど、終わった瞬間にいい映画だったなと思える、結構、私好みの映画でした。
そうそう、オダギリジョーさん、結婚発表おめでとうございます。お幸せに!

2007年11月15日

11月11日 オリヲン座からの招待状

11月11日 映画「オリヲン座からの招待状」を観ました。miyazawa-rie.gif

ここ、西陣を舞台に昭和のテレビの台頭などにより、映画産業が斜陽になる中、周囲の陰口にもめげず、映画館を守り続けた男女の物語です。
館主 豊田松蔵(宇崎竜童)亡き後、その意志を継ぎ、弟子 留吉(加瀬亮)と先代の妻(宮沢りえ)が、貧乏な中でも映画を愛し、互いを思いやり、小さな幸せを見つけて喜びあい、生き続けていく様が描かれていました。
映画の中で繰り返し登場する映画「無法松の一生」が、この映画の主題とも関っていると思うのですが、いかんせん、私は観たことがありません。人力車の車輪の動きや、太鼓を打ち鳴らす様が、印象的かと思いますが、またDVDでも借りてみることにします。
京都が舞台となると、どうしても、京都弁や、撮影場所が気になってしまいます。皆、頑張って西陣の京都弁(祇園町の言葉ではなく)を話してらっしゃいましたが、ちょっと微妙ではありました。まぁ、致し方ないレベルかと思います。
病院から病人をおんぶして、鴨川沿いを抜けて西陣へ帰り着くのには、笑ってしまいました。それ遠すぎでしょ~。絵的には綺麗で、他府県の人はさらっと見てしまうのでしょうが、二条の東宝シネマズでは、皆いっせいに「おい、おい。ちょっと待て。」と内心思ったに違いありません。
映像は懐かしくピアノの音と共に、子供の頃を思い出させてくれました。足踏みミシンが部屋の隅に置かれていて、うちにも長く置いてあって、母が使っていたことが思い出されました。蚊帳の中に蛍を飛ばして楽しんだ事や、鰹節の削り器、土間、路地を走りまわった記憶(私は西陣ではなく、祇園でしたが)など、貧しかったけど、きらきら水面に写る日の光のような思い出です。
話は結構飛んでしまって、閉館の場面へと変わってしまうのだけど、その間、色々な事があったはずで、周囲の人たちの理解が得られたのか、得られなかったのか、最後には結構人々が集まっていたが、愛され惜しまれて閉館するのか?幼なじみの今では冷めてしまった夫婦は、本当に貧しさからお互いを引き合っていただけなのか?そんなことはもうどうでもよくて、主人公たちの純粋な気持ちと守り抜いた事実があればそれだけでよかったのか?という疑問が湧いてくるほど、ひたすらシンプルな人生の描き方であったかと思います。観客の想像にかなり委ねている感じが、日本的で上品というべきか、問題棚上げでふわぁーと流れてファジーすぎるというか、微妙でした。原作が短編なのを引っ張って映画化したせいもあるのかしらん?役者が皆さんうまいから、せりふなき台詞を語っていて、観客が想像を膨らませて、楽しもうとすれば、楽しめるのかもしれません。時代の雰囲気出していて、まずまず良かったねという感じでしょうか?
宮沢りえさんの作品は、近いところでは、「たそがれ清兵衛」「トニー滝谷」を観ましたが、危うい時期から心配し、応援していました(本人になんら働きかけをしたわけではありません。)が、いい女優さんになったなぁと勝手に、ほっとしています。華原朋ちゃんも、なんとか復帰してほしい…。って、関係ないか?

2007年11月07日

11月5日 エディット・ピアフ

11月5日 「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」
映画「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」を観ました。piahu.gif

いくつかの時代を縦横無尽に行き来する、構成になっているのが、少し、ややこしい感じがして、最初は年代に注意して、観ていましたが、煩わしくなり、あまり時代の流れを意識せずにそのまま受け止めた方が、監督の意向に沿っているのかも?と考えると、楽に観ることができました。でも人物名の類似や、似たような顔(西洋人が、似たような顔に見えてしまう私個人の問題かも?)はちょっとややこしいかも?
主演のマリオン・コティヤールの迫真の怪演?は、見事で、本物のピアフに見えてしまいました。ピアフが憑いてるんじゃないかしらん。これってピアフの声よね?と思っても、舌やのどの動きが、まさに彼女が歌っていると感じられました。実際、口パクだけでなく、歌っているシーンもあったようですが。年齢も若い時から、ばあさまのような40代まで、特殊メークも含め、俳優って大変ねぇと感心します。
いくつかのエピソードなどを省いて、ボクサー、マルセル・セルダンとの愛を象徴的に描いている感じで、彼の死のあと、ふらふらと部屋を歩き、愛の讃歌を歌うステージへと、つながるシーンは、なかなかの演出ですねぇ。
フランスで活躍する日本人カメラマン永田鉄男さんが撮影監督として参加されていたそうで、やわらかい光を演出する為に、ティッシュを床に敷き詰め、そこに光を反射させて、役者を撮っていたそうです。ノスタルジックな懐かしいような、空気の色はそんな風に創られていたんですねぇ。撮影現場を想像するとちょっと、おもしろいけど。
ピアフの歌が好きだから、観ておかなきゃと思って久しぶりの映画館に足を運びましたが、想像通りの人生と映画という感想です。強烈な個性には軽い嫉妬心さえ感じます。
ラストの「水に流して」の曲のシーンは、勇気づけられる思いがしました。愛の讃歌で終わってほしいと思う人の方が、もしかしたら、多いのかもしれませんが、私的には、あの歌で終わられると、重いなぁと感じてしまうので、救われた感じです。
運命に翻弄されながらも、ピュアでわがままなぐらい自由に、自分の力で生きた人生に、共感します(私はあんなにも好き勝手でも破滅的でもないと思うけど)。でも今の時代に共感する人は、少ないかもしれませんねぇ。
死の床で蘇る思い出や、人生への思いというものは、どんなものなのでしょう?自分ではまだ経験してないから、想像しにくいけれど、この映画の構成のようにランダムに過去の記憶がフラッシュバックするのでしょうか?不幸も幸せも多くの体験を経た人生の方が、豊かで、回想するには感慨深いでしょうね。不幸を知ると幸せの味わいも濃くなるかと考えます。いずれ来るその時に、私自身は、何を思うのでしょうねぇと考えさせられます。でも、回想する間もない死に方というのもあるし、こればかりはわかりませんね。できたら、少し自分の人生を振り返って、いろいろあったけど、楽しかったなと泣き笑いで死にたいな。