Search


2009年06月25日

菅原道真と文子天満宮

菅原道真公は、承和12年6月25日(845年8月1日) に生まれ、延喜3年2月25日(903年3月26日)に薨去されています。
北野の天神さんでは毎月25日を御縁日として、露天が立ち並び、大勢の人で賑わっています。

930(延長8)年6月26日には、平安京の清涼殿に落雷があり、大納言の藤原清貴が亡くなっっています。この落雷は太宰府に左遷され、亡くなった菅原道真のたたりであると信じられ、道真の怨霊は、雷の神「天神」と同一視されて、天神信仰が生まれました。
このことから、6月26日を雷記念日と称しています。ついでに、左遷の日というのもあり、1月25日だそうです。

この北野の天神さんの、前身の神社とされているのが、東本願寺の東の方(下京区間之町通七条上る)にある文子天満宮です。P9088.jpgP9087.jpg
道真の乳母をしていた(巫女や童女説もある)多治比文子(たじひのあやこ)のもとに、「われを北野の右近の馬場に祀れ」とのお告げがあったのですが、貧しかったため、すぐには実現できず自分の家の庭に小さな祠をもうけ道真公を拝んでいました。P9085.jpg
その後、近江比良宮禰宜神(みわ)良種の子の太郎丸にも「北野辺に鎮座したい」とのお告げがあり、太郎丸と文子は北野朝日寺の僧・最鎮と相談して祠を設けたのが北野天満宮の始まりとされています。P9086.jpg
道真公の御霊が北野に移された後の文子の住居跡は文子天満宮となり、現在に至っています。P9084.jpg道真公腰掛石P9083.jpg
太宰府へ向かう時に、文子に別れを告げに立ち寄った際、腰掛けた石だそうです。P9080.jpg天神さんお決まりの牛P9082.jpgP9081.jpg
文子天満宮は上京区上ノ下立売通御前西入上ル北町にもあります。P9079.jpg明治6年に北野天満宮境内に遷座したため、現在は御旅所となっています。
そして、俊寛ゆかりの満願寺(岡崎)にも文子天満宮があります。P9078.jpg

trackbacks

trackbackURL:

comments

三つ目(満願寺)の文子天満宮は知りませんでした。
下立売御前のはお旅なんですか? この間の神幸列は前を通過したみたいです。

満願寺も以前は、西ノ京にあったそうで、関連があったようです。

下立売のお旅には、4月第3日曜の文子天神祭の時に、お神輿が入るようです。

  • zuzu
  • 2009年06月27日 10:21
comment form

(ZUZU log にはじめてコメントされる場合、不適切なコメントを防止するため、掲載前に管理者が内容を確認しています。適切なコメントと判断した場合コメントは直ちに表示されますので、再度コメントを投稿する必要はありません。)

comment form