2010年05月04日
いきなり、撮り鉄？ 車椅子でJR
５月２日 サンダーバードに乗って、所用で富山県高岡市まで行ってきました。
一ヶ月前の１０時から１～２時間、JRに電話をかけ続け、やっとゲットしたのが、サンダーバード１号 京都発７時３８分でした。そんなに早い時間帯じゃなくてよかったのですが、なにせ、ゴールデンウイークですから、しかたないのでしょう。
昨年より、車椅子状態となった高齢の父との二人旅です。駅での乗車介助を前日に予約しておきました。日頃、たいした事のないように感じていた乗車口の段差ですが、車椅子となると、やはり結構な段差です。
やっと繋がった予約の電話口で、車椅子の身障者と介助者の二人ということで、車椅子対応トイレが近い事を条件に、座席を予約したのですが、希望の時間帯の電車の席はすでになく、７時の電車なら身障者席はすでに取れないが、同じ車両の反対側の１番座席なら、座席の後ろに車椅子をたたんで入れておけるから、大丈夫との事でなんとか取れた座席でした。
板を渡してもらって、乗り込んだまではよかったのですが、通路のドアのところで、先に進めない事に気が付きました！
座席間が車椅子の幅より少しばかり、狭かったのです。取り合えず、バックして、自分が先に入り、父を立たせて抱え込み、３、４歩歩いてもらい席に座る事ができました。車椅子を座席の後ろに仕舞いこみ、これで、OKと安心したのもつかの間、大きな問題点に気が付きました。
身障者用トイレは反対側にしかなく、通路は車椅子の通る幅がなく、今入ってきたドアの向こうには、普通のトイレすらないのです。結果、３時間の乗車時間中、あまり水分を取らないようにして、我慢するという選択肢を取りました。
車椅子対応トイレ
帰路は、親戚の車に乗せてもらう予定にしていたので、その車に積めるサイズの小ぶりの車椅子をレンタルして行ったのですが、電車の通路の事を考えに入れていませんでした。自分で運転するためのハンドルを取り外しておけば、なんとか、通れたのかもしれません。
帰ってからネットで調べたのですが、新幹線などの一部の車両には、通路に合わせた車椅子の備えがあるようですが、サンダーバードにはありませんでした。
同じ車両に乗り合わせた障害者の方は、電車旅行慣れしてらっしゃるようで、慣れれば大丈夫とおっしゃっていました。確かに、慣れさえすればトラブルも減るのでしょうね・・・。
- by zuzu
- at 22:50
comments
高岡までの長旅、お疲れ様でした。
バリアフリーが叫ばれて久しいですけど、
まだまだ壁はあるのですね。
ＪＲの特急がこれでは、ちょっと頂けないなあ。
利用者がもっと声を上げて行かなくてはならないのだと思います。
確かに、利用者がどんどん要求していく必要があるようです。
今後、高齢の車椅子利用者は増えるでしょうから、今回のように電車１台につき、２つの身障者座席では足りない場面も多く出てくると考えられますものね。
一応、車掌さんに、トイレに行けない事は伝えましたが、どこまで重く受け止めてくれたかは疑問でした（＾＾）
当事者になってみないと、なかなか真剣に考えない問題ですからね。
偶然、HPをのぞかせてもらいました。GWに高岡まで同じ、サンダーバードで先に身障者用の席を予約した車椅子の2人ずれです。すみませんでした。不自由な思いをさせてしまいました。いつも車椅子用の席は、電話ではつながらないので近くの駅のみどりの窓口で購入しています。時間がかかるのですが、なんとか取ってもらうことが可能です。
サンダーバードの席は身障用席の通路をはさんだ隣の番号の席を予約されるとよかったですね。いつも駅員さんはあまりわかってもらえないので席番号の位置関係を確認して予約しております。また、電車情報もありますので「アシトド」のHPをのぞいてください。
ちぃさん、コメントありがとうございます。
私の不手際によるもので、ちぃさん方のせいではありませんので、お気遣いなく。
帰ってから、そちらのHP拝見しました。
あちこち、旅行されているようですね。
こちらは、母の車イスJR移動を一度経験してはいたのですが、忘れていたこともあり、GWに移動するのが初めてでもあり、ちょっと失敗しました（＾＾）
切符の発売日に窓口で買われているのでしょうか？私は仕事中でしたので、電話予約の手段を取りました。あとから考えると、お隣の席を予約すればよかったと気付いたのですが、電話の時点では、そこに思い至りませんでした。車両について多少調べてはいたのですが、電車の時間をずらせば、身障者席をキープできると思っていたので、しっかり車両や、座席番号を把握しないまま、不安は感じながらも、電話しました。１番の座席なら、後ろに車椅子を収納できるからといわれて、納得してしまったものですから（＾＾）車イス初心者の失敗ですね。