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2010年06月07日

第61回京都薪能 -六地蔵(大蔵流狂言)-

田舎者が辻堂を作り、そこに安置する六体の地蔵を作ってもらおうと都に出てきましたが、仏師の所在を知りません。仏師はいないかと大声をあげて探している田舎者を見て、スッパ(詐欺師)がからかってやろうと近づきます。自分が仏師であると名乗り出て、明日には地蔵ができるから、因幡堂で待ち合わせようと取り決めます。p6816.jpg
下京区不明門通松原上ル因幡堂町(烏丸松原上ル東入ル)に、因幡堂はあります。p6815.jpgp6814.jpg
翌日、詐欺師は手下を2人連れてやってきて、三人で六体の地蔵に扮してたぶらかそうとします。どうやって三人で六体になれるのかと思いきや、あちらに三体、また別の場所に三体、置いてあるから、見てまいられよと言って、先回りして地蔵に扮します。p6813.jpg
このあたりに並んでいたかも?
p6818.jpg
田舎者は、ちょっと背丈が不揃いだし、印も変だと注文をつけると、詐欺師は、印を結んで念力で直してみせたからまた見てこいと言い、田舎者に地蔵を見せにやりますが、なかなか田舎者の気に入ったものにはなりません。何度か、直しているうちに、詐欺師らが地蔵に化けていることがばれてしまいます。逃げ出す詐欺師たち、追いかける田舎者。 やるまいぞ、やるまいぞ。

印をどう結び直そうかと迷う間もなく田舎者が来てしまい、中途半端な印になってしまいます。文句をつけられて、またあちらでやり直しと、どこまでも騙され続ける田舎者に、しまいには翻弄されているかのように舞台上を右往左往する詐欺師たちが見ものです。

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