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2011年09月09日

白沙村荘 ―京の夏の旅―

京の夏の旅の特別公開のお屋敷の中に、白沙村荘も含まれていました。
こちらは日本画家 橋本関雪の邸宅で、東山を借景に美しい回遊式庭園を眺めることのできる大作を制作する大画室があります。
何度も訪れていますが、今回、仙台市の個人から寄託された大正時代に描いた屏風絵が公開されているということで、出掛けました。
鎌倉時代初期のもので、静御前の供養塔だと伝えられている国東塔6-754.jpg
存古楼(ぞんころう)大作を制作する画室です。6-753.jpg
萩の細い枝にしがみつく蝉6-752.jpg
茶室「問魚亭(もんぎょてい)」6-751.jpg
向かい側にある憩寂庵 倚翠亭(いすいてい)は、修復中で、見れませんでした。6-750.jpg
石灯籠など関雪が収集した石造美術品が、庭のあちこちに置かれています。6-749.jpg
画室からは、大文字が見えます。6-748.jpg
持仏堂6-747.jpg
側面に鬱勃縦横と彫られている舞台石6-746.jpg
羅漢さん6-745.jpg
そして展示室に入り、初公開の金屏風を、鑑賞しました。

中国・北宋の詩人蘇軾(そしょく)の赤壁賦(せきへきのふ)を題材にしていて、左隻には赤壁賦の詩と月、右隻には船上から月を眺める蘇軾らが描かれています。間に金色の空間がたっぷりとあるため、ゆったりとしたお月見の様子を感じることができます。出来れば、広々とした存古楼に飾って、眺めてみたいなと思ってしまいました。
 
この京の夏の旅は、冬の旅と違い、残念ながらスタンプラリーのおまけ(お茶とお菓子のサービス)が付いていないので、自主的にお茶しました。
虎屋さんにて6-744.jpg

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