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2012年05月10日

王朝文化の華 陽明文庫名宝展

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国立博物館で、開催されている「王朝文化の華 陽明文庫名宝展」を観てきました。

陽明文庫は、近衛家29代当主 近衛文麿によって設立されました。近衛家の十数万点の宝物を保存管理しています。近衛家は藤原鎌足を祖とし、平安時代の代表的な貴族・藤原氏の直系に当たります。

大河ドラマに登場している藤原忠通の4男 近衞 基実(このえ もとざね)が近衛家の祖となっています。
基実の子 近衞 基通(このえ もとみち)が、京都近衛の北、室町の東の邸宅を「近衛殿」と称したことに始まっています。

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千年の時を超えた最古の日記 藤原道長の自筆の文面が公開されていて、その詳細な日々の様子は、興味深いものです。
 まあ、あんまり読めないのが困りものですけどね・・・。当時は絵日記の習慣はなかったのでしょうか?文書の宝物が多くて、読めないのになんとか読もうとするものですから、結構時間がかかり、疲れてしまった展覧会ではありました。
よく先の戦の際(もちろん応仁の乱の事です。)にも焼失せずに、現在までこんなに美しい状態で保管できたものですね~。相当苦心されてきたのではないでしょうか。
ミニチュアの雛道具なども、とってもリアルで、欲しくなってしまいました。最後の部屋は、時代の新しい絵画で、見知った日本画家の作品群に、ほっこりして終了です。

それにしても 1千年後に、自分の日記を大勢の人が鑑賞するなんて、道長さん予想だにしなかったのではないでしょうか?

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