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2014年06月08日

第65回 京都薪能 2日目

炎天下での待ちとなった1日目を終え、顔まであせもでただれてしまい、強い薬を塗り倒して翌2日目。なんとか赤みと腫れが引いた模様。日傘、扇子に加え、日本手ぬぐいも持って行く事にしました。日傘をさせない場面での日差しよけ対策です。10-237.jpg
今日のいでたちは、石橋バージョンです。牡丹の帯に、ちょっと加工した唐獅子の帯留です。10-221.jpg10-219.jpg
陶器のシンプルな帯留に金蒔絵シールを張ってみました。10-220.jpg10-218.jpg
周りの牡丹がちょっとしつこ過ぎたかも・・・。
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昨日、座り込み中にワキ方の原大さんが、横を通って楽屋入りされたので、今日はマジック持参で待機。サインと握手ゲットしました!きゃー!
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小鼓の曽和尚靖さんも、行列周りをゆらゆらしてらしたので、サインして頂きました。個性的におしゃれな方です。
昨日よりは少しばかり日差しがおだやかで、なんとか待ち時間を乗り切れました。また最前列正面あたりをゲットしてお弁当タイムです。まだまだ侮れない日差し、海老さまの日本手ぬぐいで、よたかスタイルです。今日は、魚常さんにお願いしました。お忙しい中、ありがとうございました。10-229.jpg

2日目の番組

観世流能『屋島-那須語-』
-火入れ式・理事長挨拶-
金剛流半能『花筐』
大蔵流狂言『止動方角(しどうほうがく)』
観世流半能『石橋-大獅子-』

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能画名作百選より 「屋島 月岡耕漁」

『屋島』
ワキは、原大さんです。サインなどしてもらったばかりで、ドキドキしてしまいます。思わず、手を振りたいところを我慢。
那須語ということで、間に狂言方 茂山正邦さんの語りが入ります。これがなかなか、見ごたえがありました。実際に見ていたのかしらんと思うような、義経・余市のやり取り。扇がゆらゆらと落ちてゆき、波間に漂うさまが見えたように感じました。

理事長 井上裕久さん挨拶
こんなところに・・・と言って袴の中から、パンフレットを取り出され、購入のおすすめ。おちゃめな方です。

『花筐』
金剛流宗家親子の共演です。継体天皇として即位した皇子を追って、大和国にたどり着いた照日の前。その笑みを湛えたような面の美しさたるや!日の陰りくる中、ますます妖艶な面立ち。さすが、能面ラブと伝え聞く宗家ならではのセレクト!10-217.jpg
「花がたみ  上村松園」

天皇は子方なので、なんとも可愛らしく、実の母が訪ねてきたのかしらんと見えてしまうけれど・・・。
頑張って顔を動かしたりして、寝ないように頑張っている姿がなんとも愛らしくて堪りません。
廣田明幸(はるゆき)くん 2008年生まれ 将来が楽しみですね~。

狂言『止動方角』
見栄っ張りで勝手な主人に従いつつも、どこかで仕返しをしてやりたい太郎冠者。千作さんも、お孫さんの活躍を見守ってらっしゃるでしょうか?着ぐるみの馬役が重要な役どころながら、大変そうです。
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『石橋-大獅子-』
白一・赤三体の獅子の登場で、華やかです。牡丹の白・赤が昨日とは入れ替わりました。舞台前面の石橋の上にそろい踏みしたところは圧巻でした。フッと一陣の風が吹いて、タテガミが舞いあがり、面がはっきりと表れた瞬間は、目を見張るものがありました。
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かくして、今年も満喫した2日間でした。

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