Search


2014年11月15日

河井寛次郎記念館

東山五条から、少し入り込んだ処に、河井寛次郎記念館があります。11-475.jpg
大正・昭和にかけて京都を拠点に活動した陶工・河井寬次郎の住まい兼仕事場を公開したものです。月曜休みという事もあって、今まで訪れた事がなかったのですが、たまたま祝日の月曜に近くまで来たので、立ち寄りました。11-473.jpg11-474.jpg
明治23(1890)年島根県安来に生まれた寛次郎は、東京高等工業学校窯業科を卒業後、京都陶磁器試験所に入所しています。中国・朝鮮の陶磁の名作を範とした、技巧的な作品で、注目を集めた初期の作品から、実用的な陶器制作へと転換、「民藝運動」に深く関わる中期。11-471.jpg
より自由な造形へと展開する後期。と、その作風は大きく三期に分類されるようです。
11-470.jpg
室戸台風で五条坂の自宅が損壊したことを契機に、自宅兼仕事場を自ら設計し、昭和12(1937)年に完成させたのが、この現在の記念館です。11-472.jpg

当時の雰囲気をそのままに保存された建物からは、その生活ぶりがが思い浮かべられるような感じで、振り向くと寛次郎さんが、座ってにこやかにお茶をすすっているかのようでした。

trackbacks

trackbackURL:

comments

comment form

(ZUZU log にはじめてコメントされる場合、不適切なコメントを防止するため、掲載前に管理者が内容を確認しています。適切なコメントと判断した場合コメントは直ちに表示されますので、再度コメントを投稿する必要はありません。)

comment form