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2008年11月05日

KOMSおしゃれコンサート

11月3日 京都織物卸商業組合(KOMS)主催のおしゃれコンサートに出掛けました。
気軽に着物を着たり、おしゃれを楽しんでもらうために10年前から、行われている無料ご招待コンサートです。ただし、ドレスコードは、着物もしくは、おしゃれな服装です。京都コンサートホールで、2時半より始まりました。RIMG2011031.gif
1時半開場、自由席という事で、少し早めに着付けも終わったので、会場入りしましたが、すでにそこそこ並んでらっしゃいました。ここの通路は、柱が斜めになっていて、らせん状にホール入り口へと向かう設計になっています。真ん中には、エッシャーもどきの床のデザインが施され、ますます平行感覚を奪います。私はとっても苦手です。並んでいるだけで、気分が悪くなります。頭の中が、ダリの絵のようにゆがんできます。dali-thumbnail2.jpg
「記憶の固執」というタイトルですが、ちょうどこんな感じに気が滅入ってきます。開演前に、気付け薬にワインなど立ち飲みして、演奏を聴く気分を取り戻しました。ますます酔ったかも?
オーケストラは、京響で、指揮は岩村 力さんです。曲目は、誰でも1度は聴いたたことのあるものばかりです。第1部は、フィガロの結婚に始まり、磯 絵里子さんの、ソロ演奏を迎えてのメンデルスゾーンのバイオリン協奏曲ホ短調でした。この作品は、中学時代、家庭教師のマンドリン部所属の大学生先生と、楽譜をたどった思い出があり、懐かしい曲です。第2部は、チャイコフスキーの3大バレイハイライトです。子供の頃、初めて買ってもらったレコードが、この「白鳥の湖」などのバレイ曲ですから、なんともタイムスリップした感じです。
岩村さんは、とっても、テンション高そうなそぶりで、ステージに登場されます。こういうのは、練習で、できるものなのでしょうか?私は日本人にありがちなポーカーフェイス系なので、ハイテンションなリアクションは不得意にもかかわらず、なんとか気持ちを高揚させなくてはいけないという使命感に襲われます。そこがまた、小市民的でもあります。
同じ楽譜を奏でていても、演奏者によって、ニュアンスが違うのは、当然なんでしょうが、先のソロバイオリンと、2部でのコンサートマスターのバイオリンの音色は明らかに違っていて、うまいとか、へたとかはさっぱりわかりませんが、個性の違いが、面白く感じられます。
チェロ奏者の中に、モックンがいない!?のと、アンコールしてもらえなかったのが、残念でしたが、クラシック気分を味わえてよかったです。

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