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2010年03月13日

京都市美術館コレクション展 第4期 花から花へ

「京都市美術館コレクション展 第4期 花から花へ 交感のかたち」が、 3月28日(日)まで、市美術館で開催されています。p7509.jpg
榊原苔山作「牡丹図」

テーマを絞って公開されるこのシリーズは、疲れない展示作品数を ワンコインで鑑賞できる為、ずっと観に行っています。
今回の収穫の一つは、一室目の香野楳嶺/森川曾文の「花鳥昆虫図貼交屏風」でした。ずっと以前にどこかの展示会場で、これの載っている画集を見つけ、散々考えた(その値段と持ち帰る重さを考え)結果、買い求めたことがあり、現物を初めて目にすることが出来ました。美術印刷はかなり質が良いものの、なんといっても生には敵いません。それにしても、ここの所蔵作品だったなんて・・・。
下記の写真は画集「明治の花鳥」より抜粋した「花鳥昆虫図貼交屏風」内の絵です。
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竹内栖鳳の「散華」も、印象に残る作品でした。やや西洋的な天女が青い空を美しく舞っています。
散華(さんげ)とは、仏に供養するために華(花)を散布することですが、蓮の花びらが天からゆらゆら舞い落ちるシーンが目に浮かぶようです。
冨岡鉄斎によるやすらい祭の絵や、山元春挙の「山上楽園」などもその空気感が感じられて、その場にタイムスリップしたように思えました。

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