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2010年07月09日

「京」和装・伝統産業職人工房

6月25日 新たな京都の伝統産業PR拠点として、西陣織会館3階(京都市上京区堀川通今出川南入)に、『「京」和装・伝統産業職人工房』が開設されました。

西陣織・京友禅など京都の伝統産業の技術を受け継ぐ職人さんの「匠の技」の製作工程の実演公開及び実演体験です。

西陣織会館へは、まだ足を踏み入れた事がなかったので、この機会にとちょっと立ち寄ってみました。
1Fはホールになっていて、一日7回きものショーが上演されています。p6634.jpg
外人さんで賑わっていました。
2Fは西陣織の産直ショップと、奥が西陣織・手機・爪掻本綴織の実演や体験のコーナーとなっています。3Fが資料室で、西陣織の歴史が展示されています。
資料室隣のホールが今回、京都市・京都府及び西陣織工業組合の主催で開設された工房となっています。

入り口近くが、京友禅のコーナーのようです。彩色・糸目糊置・下絵の順に並んでらっしゃいました。
入り口から工程順に並んでもらった方が分かりよいように思うのですが・・・。写真は、工程順に並べてみました。

下絵 p6644.jpg
白生地に絵柄を青花という染料で描いてゆきます。青花は、水溶性で、生地に定着せず、きれいに流れ落ちる特殊な染料です。

糸目糊置p6643.jpgp6641.jpg
下絵の上をケーキに模様や字を描くような感じに、筒から、もち米の糊を搾り出しながら、置いてゆきます。防染作業です。

彩色p6642.jpg
模様に色付けいていく作業です。彩色に至るまでには、糊伏せ・引き染め・蒸しなどの工程があります。
私は、学生の頃、ピースで描かれた上に、仕上げの線描きを入れるバイトをしていました。鶴の冠や目、葉脈、雌しべ雄しべなどを面相筆で描いてゆく作業です。

型染めの型を彫る工程の実演もされていました。自分で研いで使うカッター類と一緒に撮ってみました。p6640.jpg
写真は、疋田柄になる型のうちの一枚です。
切り損なったりしないものでしょうかと馬鹿な質問をしてしまいました。そんなことはしないそうです。私には到底無理な作業です。
つづく・・・。

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