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2012年05月15日

大田神社 杜若 その1

5月14日 大田神社のかきつばたを見にいきました。6-062.jpg
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今年は開花がやや遅かったせいか、まだかなり咲いています。遅めに行くと枯れた花がフレームに入ってしまう難点がありますが。6-060.jpg6-059.jpg
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杜若というと、在原業平の歌が有名ですが、平安後期には、藤原俊成がこの大田の沢を歌ったものもあります。
 
神山や 大田の沢の かきつばた
   ふかきたのみは  色にみゆらむ
                   藤原俊成

崇徳天皇の内裏歌壇の一員として歌会に参加し、歌壇の重鎮として活躍した藤原俊成は、寿永二年(1183)、後白河院の下命により勅撰和歌集『千載和歌集』の撰進に着手し、息子 定家の助力も得て、文治四年(1188)に完成しています。6-056.jpg
トンボは、枯れた花や蕾のほうが止まりやすいようですね。6-057.jpg6-054.jpg

堀川院御時百首歌たてまつりけるに、花歌

かきつばた 浅沢沼の ぬま水に 
   影をならべて  咲きわたるかな
                  源師頼(みなもとのもろより)
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沼水に しげる眞菰の わかれぬを
    咲き隔てたる  かきつばたかな
                    西行


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