Search


2012年08月08日

金剛家 能面・能装束展観

7-794.jpg
エアコンのなかった時代、上演の少ない8月に装束の虫干しが行われていた風習から、現在もこの季節に虫干しが行われているとのことで、毎年 金剛家では、虫干しを兼ねた「能面・能装束展観」が行われています。
11時からの若宗家 金剛龍謹氏による解説に間に合うようにと、いそいそと出掛けました。なにせ、能面つけないで~て感じのイケメン若宗家でらっしゃいますから・・・。
ロビーで真近にみる事のできる装束の数々、唐織の装束はとりわけ重厚感と豪華さに感動ものです。長い年月に深みを増した色合いがまた味わい深く感じられます。
舞台いっぱいに並べられた能面、扇、装束の間を行きつ戻りつ、若宗家の解説が始まりました。
能見物をした際に、身分ある者が祝儀として着ている小袖を脱いで演者に与え、拝領した役者はそれを着て舞台を務めた。この習慣から最初は質素であった装束が次第に豪華になっていき、今に伝わっているとのお話でした。若宗家は今年から、自身の能の会も発足され、ますます楽しみです。
7-793.jpg
記念に、羽衣のグリーティングカードと小面「雪」のポストカードを買い求めました。
9月に白峯神宮で開催される上京薪能での金剛流の演目は、崇徳院を描いた「松山天狗」のようなので、今から心待ちにしているところです。

trackbacks

trackbackURL:

comments

comment form

(ZUZU log にはじめてコメントされる場合、不適切なコメントを防止するため、掲載前に管理者が内容を確認しています。適切なコメントと判断した場合コメントは直ちに表示されますので、再度コメントを投稿する必要はありません。)

comment form