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2015年02月07日

第49回 京の冬の旅 建仁寺 霊源院

第49回 京の冬の旅 3か所めは、建仁寺 塔頭 霊源院です。建仁寺の南東に位置するこちらの塔頭、冬の旅では、初公開となります。11-363.jpg
南北朝時代に作られた「中巌円月(ちゅうがんえんげつ)坐像」が正面に鎮座されていました。その体内にあったのが、チケット写真に使われている胎内仏「毘沙門天立像」です。
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鎌倉時代の慶派の仏師が手がけたもので、左手に掲げた水晶の中には伝教大師最澄が持ち帰ったという仏舎利が納められているそうです。もう少し近くで見たいものです。
木村英輝氏の描いたこちらの毘沙門天像や、書家の金沢翔子氏の屏風「毘沙門天」が奉納され、両脇に飾られていました。
2つの茶室が公開されていて、四畳半の「也足軒」(やそくけん)では、住職によるお点前も頂けるとの事でした。鶴屋吉信の生菓子が頂けるとの事でしたが、お昼前でもあり、1000円という事もあり、ご住職の後ろ姿の立派さにも気が引けて、遠慮してしまいました。茶室横には、足利七代将軍義勝10歳の時の作という墨画「達磨図」が掛けられていて、その非凡さを窺うことが出来ました。11-362.jpg
枯山水庭園「甘露庭(かんろてい)」は、冬枯れの季節とあって、寂しい感じでしたが、違う季節に訪れると、また良いようです。

「心ころころ ころころ こころ」もう一つの茶室に掛けられていた御軸です。妙に印象に残りました。近い距離に2つの茶室ですが、その間のお部屋も炉が切ってあったので、3室とも茶室な造りということになりますね~。

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