Search


2015年11月19日

琳派 京を彩る

23日までとなった国立博物館の展覧会『琳派 京を彩る』を、やっと観に行きました。12-585.jpg
先日まで、宗達・光琳・抱一それぞれのの描いた「風神雷神図屏風』が75年ぶりの揃いぶみという事で、待ち時間が長かったようですが、最近は、屋内で20分待ちという事前情報でした。実際はそんなにも待たずに、入れたように感じました。3月の高島屋での琳派400年記念 細見美術館 琳派のきらめき展では、光琳の紅白梅図屏風をアレンジした着物を着て行ったのですが、今回は、酒井抱一の夏秋草図屏風への思いを込めてみたいな~と考え、金糸銀糸の流水にススキ柄の帯に、ちょっと細工をしてみました。12-579.jpg
無地の流水部分を、ブルーに着色、金で線を入れて流水を強調、ススキも少し陰影を+してみました。12-580.jpg
着物は木の葉の舞い散るデザインで、秋冬図なんて…(^^;)12-581.jpg
第1章 光悦 琳派誕生
「本阿弥光悦坐像」 こんなお顔立ちだったのかしらん?
「薙刀直シ刀 無銘(名物 骨喰藤四郎)」斬る真似をしただけで相手の骨を砕いたという言い伝えから『骨喰(ほねばみ)』の名がつけられているという刀。本阿弥家は、刀剣の手入れや鑑定をする家業であった事からの展示ですが、いかにも切れそうな妖しい輝きに、圧倒されてしまいます。う~ん、刀欲しい~。
「花唐草螺鈿経箱」 本法寺で見たかと…。
「群鹿蒔絵螺鈿笛筒」 中に入れる笛もかなり立派でないと、筒に負けてしまいますね~。美しい!
「黒楽茶碗 銘「雨雲」」質感がなんともいえません。
「赤楽茶碗 銘「弁財天」」美しいけど、点てにくそう…。
12-584.jpg
第2章 光悦と宗達 書と料紙の交響
「色紙貼付桜山吹図屏風」 現代の作品でもおかしくないようなポップさが溢れていて、楽しくなる感じです。
「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」 光悦&宗達のコラボ絵巻が、全画面展示!どういう状態で、二人がやりとりしながら完成させたのか、見てみたいものですね~。
第3章 宗達と俵屋工房 
「蓮池水禽図」 カイツブリが可愛い
「牛図」 頂妙寺の公開の際には、片方づつしか展示してなかったので、やっと対の状態で観れました。
「藤袴図屛風」 いいですね。好きな絵です。個人所有なそうな…。
「菊簾図屏風」 よくぞ、ここまで 胡粉を盛り上げたものです。
第4章 かたちを受け継ぐ
「風神雷神図」 宗達と抱一 光琳は、8日まででした。宗達は古い味わいが出て、分が良いよう
な。抱一はおちゃめな印象です。
さて、光琳の風神雷神図の代わりに展示されているのが、その屏風の裏側に描いたという抱一の「夏秋草図屏風」です。ガラスに張り付きそうな感じで、じっくり観てきました。
「三十六歌仙図屏風」 36人の歌人が一堂に会して、ワイワイがやがや。まあ、生存した時代が違うから、ありえない景色ではありますが、見てみたい気がする風景です。12-582.jpg

第5章 光琳 琳派爛漫 
「中村内蔵助像」光琳のパトロンですね。内蔵助の妻が、衣裳比べの際に、光琳プロデュースによる黒羽二重の出で立ちで一目を引いたというエピソードが有名ですね。今年の時代祭では、この衣装が32年ぶりに新調されたようです。
「竹虎図」京博のゆるキャラ トラりんの原画です。虎形琳丿丞(とがたりんのじょう)というのが本名だそうです。
光琳の屏風画が並んでいるのですが、なんか迫力に欠けるのは、「燕子花図屏風」「紅白梅図屏風」が無いせいですね~。
第6章 くらしを彩る
うちわや、硯箱・お皿に鉢物、小袖など暮らしに溶け込んだ琳派の数々。光琳と弟 乾山の作品群です。欲しい逸品がいろいろ。
「八橋蒔絵螺鈿硯箱」螺鈿が美しいこちらの硯箱 東京国立博物館では、これをクッキー缶に写したものが販売されています。ちょっと欲しい。
第7章 光琳の後継者たち 琳派転生
後継者というくくりの中で、やっと抱一が並んでいます。江戸の人ですからね~。こんな紹介になったのでしょうね~。
「十二ヶ月花鳥図」宮内庁所有のこちら なんとも粋で、流暢な筆使い。
中村芳中と鈴木其一が少しばかり
量的には、それなりに疲れたので、これぐらいでいいのかもですね~。琳派年の締めのような展覧会でした。しかし、箱根の岡田美術館でも、琳派展が開催されているのでよね~。好評につき、期間が4月3日までに延長されたそうです。行きたい~。12-578.jpg
光琳の菊図屏風を写した限定チョコが欲しい~。12-577.jpg

trackbacks

trackbackURL:

comments

comment form

(ZUZU log にはじめてコメントされる場合、不適切なコメントを防止するため、掲載前に管理者が内容を確認しています。適切なコメントと判断した場合コメントは直ちに表示されますので、再度コメントを投稿する必要はありません。)

comment form