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2016年02月25日

第50回 京の冬の旅 南禅寺 天授庵

もみじの美しい 南禅寺 天授庵 今回の京の冬の旅では、公開日が限られていたので、早めに伺いました。12-498.jpg
建物の中に入るのは今回が初めてです。12-497.jpg
本堂には、禅の逸話を題材とした長谷川等伯筆の障壁画 「禅宗祖師図」や、「商山四皓図(しょうざんしこうず)」「松鶴図」の複製が納められていました。
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襖16面にわたり描かれた禅宗祖師図には、皇帝の使いがやってきても、おかまいなしに鼻水や涙をぬぐわず、芋を食べている懶瓚(らいさん)和尚の姿や、争いの種となった猫を切り棄てんとする南泉和尚の姿などが描かれていて、興味深いものでした。
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寺を再興した武将で歌人の細川幽斎とその夫人の肖像画も展示されていました。幽斎の三回忌に描かれたという肖像画は、くつろいだ姿で、戦国時代を乗り越えて、穏やかな晩年の隠居生活を夫人と共に過ごした様子がうかがえるようでした。

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