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2016年08月25日

川床から大文字のはずが…

8月16日 今年は、休日が大文字送り火と重なる久しぶりの年ということで、早くに鴨川の床を予約していました。12-129.jpg
河久さんにおじゃましました。12-128.jpg
アオサギもやってきました。12-126.jpg
お刺身を一つ二つ、口にしたところへ、ぽたっと一滴、頭上から!大粒の雨の気配に急遽、室内にテーブルごと移動。12-127.jpg
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大した事もなさそうなので、点火までに止めばいいね~などと話していましたが。12-123.jpg
一旦は止んだ模様でしたが、再び降り始めて本降り、キャンセルされた御席が撤去されて、室内はゆったり。12-122.jpg
いい塩梅12-121.jpg12-120.jpg
この右手あたりに浮かび上るはずが、時間になっても・・・。12-117.jpg
こんな送り火を体験したのは初めてではないでしょうか?だいぶ遅れてわずかに浮かんだ大の字でしたが、コンパクトカメラでは撮影不可状態でした。12-119.jpg
大の字を、持ち込んだ盃に写して飲むはずが、それも叶わず、滋賀からいらしたという御席の方々と回し飲み。それはそれで、記憶に残る送り火になりました。12-118.jpg
デザートは即行、食べてしまって、写真なし。送り火は、この日の着物でご覧ください。12-116.jpg
翌日、録画しておいたNHKの放送で、送り火鑑賞が出来ました。雨の中、皆さん頑張ってらしたんですね~。高さのある右大文字以外は見えたようで、一安心。送り火が見えないと、帰り道に迷ってしまいますものね。

2016年08月12日

京の夏の旅 2016 藤田家住宅

今年の京の夏の旅 一つめは、徒歩圏内「山名町」にある藤田家住宅を、訪れました。12-154.jpg
このあたりは、応仁の乱の際、西の陣を率いた山名宗全の邸があった場所で、すぐ近くに石碑があります。12-131.jpg12-130.jpg
建物は明治期に建てられた東棟と、大工・高源次郎によって昭和10年に建てられた西棟で構成されます。今回はこの西棟の見学となります。コンパクトカメラ撮影で、暗かったので、ちょっとぼけた写真が多くなってしまいました。あしからず。12-155.jpg
三階まで吹き抜けになっている廊下12-151.jpg12-150.jpg12-142.jpg12-143.jpg
暖炉のある洋室12-153.jpg
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おしゃれな天井12-152.jpg
床も凝った造りになっています。12-149.jpg
座敷の畳も貴重な作りになっています。12-147.jpg
夏のしつらえの和室は、涼しげです。西陣らしく、地袋の引手が杼(ひ)(織物を織るときに、経糸の間に緯糸を通すのに使う道具))の形に作られています。12-146.jpg
茶室12-144.jpg
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お二階は、仕事部屋となっていたそうです。
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柱が無くてすっきり。12-138.jpg12-137.jpg12-136.jpg12-135.jpg12-134.jpg
松下電気器具製作所 創業当初のヒット製品「二股ソケット」ですね~。12-140.jpg
西陣華やかなりし頃を思わせる美しい空間でした。12-133.jpg
東棟玄関12-132.jpg
貴重な町屋が取り壊され、マンションが増えてしまった西陣ですが、このように大切に保存して公開して頂けるお宅があるという事はとてもうれしい事です。

2016年08月04日

真如堂宝物虫払会

7月25日 真如堂では、恒例の宝物虫払会が行われていました。年に一度、宝蔵に納められている200点ばかりの書画の掛軸や書状の巻物の虫干しとあって、本堂のいたるところに、掛軸が掛けられ、その箱が足元に置かれています。12-158.jpg
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『真如堂縁起』(公開されるのは写本)の前では、僧侶がその由来や内容を説明してらっしゃいました。
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『安倍晴明蘇生之図』の前では、『結定往生印』を頂く事が出来ます。

安倍晴明は一度は不慮の死をとげ閻魔大王の前に引き出されるも、その念持物である「不動明王」の進言により、民を救う秘印を授かり、生き返ったという伝承があるそうです。
真如堂に伝わる「極楽之宝印」がこの秘印の印影といわれていて、貫主によって、真言を唱えてもらい、額に印を受けると、極楽浄土行きが保証されるというものです。額に押してもらった印は、この世では見えませんが、閻魔大王の前に出た際には、ちゃんと見えるようです。(水族館の再入場の際に押してもらったスタンプと似たような仕掛けでしょうか?)目に見える形で頂いてきた朱印は、常日頃、持ち歩くもよし、故人の棺に入れるもよしという事です。
掛軸を一通り拝見して、暑気払いの「枇杷湯」の無料接待を受けると、その冷たく効能ありげな香りに、とてもさわやかな気持ちになりました。